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無事に帰国いたしました
夢のような3週間でした。

大好きなグラナダ・・・アルハムブラ、アルバイシン、サクロモンテ、目がくらむほどの太陽、乾いた土の臭い、厳かな歴史ある街並みは数年前と、いや、何世紀も変わっていないのです。
悠久たる風に頬をなでられる度、時がぴたっと止まっているような感覚に陥ります。

でも、今回は旅行じゃない!corral del carbon出演のために遥々やってきたのです!

フラメンコ界を代表する錚々たるアルティスタが名を連ねるプログラム。その一夜のステージを踊りきらねばならないという名誉とプレッシャーは人生最大のもので、精神的にも肉体的にもぎりぎりまで追いつめられ、途中で何度も逃げ出そうかと真剣に考えました。

でも、応援しサポートしてくれる皆の期待を裏切りたくないし、何としても成功させなきゃ「BUSIDOU」舞志道の名がすたれる!!

朝練(体操、剣舞の練習)、炊事、掃除、洗濯、タラント、グアヒーラの練習、仮眠(1時間)、シギリージャの練習、夜は恐ろしいが毎晩コラールの舞台を見に行く・・・・・という日課。(そのわりにずいぶんビール飲んでたなあ)

例によって迎えた当日は痩せこけて衣装は全てゆるゆるになってしまうという頼りなさ・・・。

歌い手のルビオがセビージャから、マヌエルがバルセロナから到着、ギターのエミリオとニョニョとは事前に何度も合わせていたが、歌はこの日が初めてですよ!

かなり激しくリハーサルでエネルギーを消耗してしまったけれど、そのあと案外お気楽に昼寝をしてしまい、危うく寝過してしまうところでした。

15,6世紀に建てられたアラブ様式の重要有形文化財であるコラールは並みの美しさではなく、特別なパワーが秘められた、本当に素敵な建築で、そのパティオ「中庭」に舞台が設けられているのです。場当たりでステージに上がってみると、不思議ととても気分が落ち着き、エミリオや応援に駆けつけてくれたルイスとエステルが言うように、あの場所がさおりにパワーをくれるから心配はないという意味がわかった気がしました。

さて、あっという間に本番はやってきます。

この度の見せ場はフラメンコのパロ(曲)以外に、幼いころからやっていた剣道と剣舞の創作をマルティネーテに合わせて踊るというオープニングの演出にもありました。静かな静かな動きが多く、最初はどう見ていただけるか不安でしたが、日本の武道のイメージというのを品よく作ることができ、インパクトは大きかったのではないかと思います。

カンテソロ・・・ソレア・ポル・ブレリアには参りました。着替えが思いの他素早く終了し、舞台袖で二人の歌声にしばし聞き惚れしびれ・・・

タラント・・・何度も何度もエミリオに支えられ練習してきたけれど、本番のこと、全然覚えていません。皆さんからは、すごく硬かったとの批評をいただきました。

ギターソロ・・・地元の十八番、グラナイーナを素晴らしく演奏、これまた聞き惚れ拝みたくなる秀逸さ。

グアヒーラ・・・ほとんどリハーサルやっていないので、展開がころころ変わってしまい、悔やまれたが、新聞の論評含め、皆はやはりこの曲が一番リラックスしていたのではとのこと。

カンテ・・・ブレリア、オレー!意外に言う言葉なし!圧巻のうねりを見せつけられました。

シギリージャ・・・いろいろな祈りを込めて踊りました。後悔はない!!!上手くできなかったとか駄目だったとかそりゃ反省は数多ですが、やるだけのことをやったという清々しさと、感謝の気持ちが溢れてなりませんでした。論評では「ドラマティックな盛り上がりに欠ける」とのこと。

そして最後に歌まで歌ってしまいました。

全てが終わり、楽屋を出ると、名もなき日本人の舞台をわざわざ見に来てくださった方々からメッセージをいただき感涙。心の底から有り難さこの上なし。

翌日からの私はさすがに精根尽き果て、帰国後もなお抜け殻状態から脱することができないでおります。ここ数年、「1日休むと3日遅れる!」と焦って走り続けてきたけれど、こんなにも体が言うことをきいてくれないのは年のせいかなあ・・・・・。

続きはまたお話させていただきます。

スペインでの論評は以下に掲載されています。よろしければご覧くださいませ。

www.delflamenco.com

www.volandovengo.blogia.com

暑いのでご自愛くださいませ。
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